SnowyはFlashAirから無線接続で画像をコピーするためのWindowsデスクトップアプリです。画像をまとめてコピーしたり、サムネイルから一つずつ選んだりできます。新しい画像を一定間隔で自動チェックさせることもできます。
動作条件
- Windows 10以降
- .NET 8.0
Windows 10上でSD-WB008G、SD-WC016G (W-02)、SD-WE016G (W-03)とSD-UWA032G (W-04)を相手に動作確認しています。
インストール
インストール作業は必要ありません。
設定ファイルは以下のフォルダーに保存されます。
[システムドライブ]\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\SnowyImageCopy\
特記事項
- このアプリを使う前に、FlashAirと無線接続がされている必要があります。さらに、他のネットワーク接続(無線、有線を問わず)は一時的に切る必要があります。これは初期設定のAP(アクセスポイント)モードではFlashAirが実質的に唯一のアクセスポイントとなる必要があるからです。他のネットワーク接続と同時に使うには、FlashAirをSTA(ステーション)モードかインターネット同時接続モードに切り替える必要があります。
- まだPCにコピーされていない画像ファイルのサムネイルは、画像がJPEG形式の場合に表示されます。
- RAW画像ファイルもコピーできます。PCへのコピー後、画像形式がMicrosoftカメラコーデックパックでサポートされていれば、サムネイルと現在のイメージに表示されます。
- モニターのカラープロファイルは現在のイメージにのみ反映されます。
- FlashAir内のファイルがローカルフォルダーに既にコピーされているかをチェックするために、ファイル名とサイズが比較されます。もしローカルフォルダーの画像ファイルに変更を加えた場合(単純な回転を含む)、ファイルサイズが変わることがあります。この場合、そのファイルは同じファイルとは見なされなくなります。
- "タイムアウト時間"とは、コピーやチェック中にこのアプリからFlashAirに送られる多数のリクエストのうちの各リクエストに対する待ち時間の長さです。もしタイムアウトが頻繁に発生するようであれば、これを長くしてみてください。
- "日付ごとのフォルダー名をカスタマイズする"がオンのときは、日付フォーマット用の文字列がテキストボックスに表示されます。年-月-日(yyyyMMdd)、日-月-年(ddMMyyyy)、月-日-年(MMddyyyy)の形式が指定可能で、これらの間に"-"か"_"の挿入が可能です(例えば、yyyy-MM-dd)。
- "動画ファイルを扱う"がオンのときは、動画ファイル(MP4、MOV、AVI)を扱えるようになります。サムネイルはPCへのコピー後に表示されます。
- PCにコピー後、FlashAir内のファイルは削除することにしている場合は、"FlashAir内のファイルが削除されたらごみ箱に移動する"機能は使わない方が無難です。
カード
FlashAirカード (リモート)
- 無線接続されたFlashAirの情報を表示します。これにはSSID、現在の空き容量が含まれます。
FlashAirカード (ローカル)
- PCに挿入されたFlashAirの情報を表示します。さらに、無線モードなどのよく使われるCONFIGファイルの設定を変更できます。
- 変更された設定を反映させるには、FlashAirを再起動する必要があります。再起動すると、ネットワークセキュリティキーは保護エリアに保存され、CONFIGファイルの値は記号に置き換えられるため、後で見ることはできません。もしキーが分からなくなった場合は、再設定が必要になります。
- インターネット同時接続モードとは、PCがFlashAirに内蔵のアクセスポイントに接続し、FlashAirが別のアクセスポイントに同時に接続することで、その別のアクセスポイントがインターネットに接続されている場合に、PCからFlashAirを介してインターネットに接続できる機能です。したがって、両方のアクセスポイントの設定が必要です。
Microsoft Store版で利用可能な機能
Switch
- 複数のFlashAirカードに同時にアクセスできます。それぞれのカード向けの設定は自由に切り替えることができます。
対象のファイルのファイル拡張子を指定する
- このアプリの対象となるファイルのファイル拡張子(例えば、jpg、jpeg)を指定できます。これがオンのときは、ファイル拡張子がテキストボックスに表示されます。複数のファイル拡張子をスペースかコンマ(,)かセミコロン(;)で区切ることで指定できます。
チェック後に読み取り専用のファイルだけを選択する
- FlashAir内のファイルをチェック後に、読み取り専用のファイルだけが自動的に選択されます。
チェック後に前にコピー済みのファイルを選択しない
- FlashAir内のファイルをチェック後に、コピー済みのファイルが自動的に選択されなくなります。これがオンのときは、コピー済みとして記録されるファイルの最大数がテキストボックスに表示されます。この数字はテキストボックスをクリックすることで10,000から100,000の範囲で変更できます。
- この機能は、ローカルフォルダーにコピーされたファイルの変更や削除によって影響されません。
FlashAir内のファイルを削除する
- この機能はFlashAir内のファイルをPCにコピーされた後に削除するよう試みます。
- 実際に使う前にこの機能をカメラと共にテストすることが不可欠です。この機能はFlashAirのupload.cgiを使用しますが、これはFlashAirとカメラの間でデータの不整合を起こし得るため、FlashAirのファイルシステムと保存されたファイルが破壊されるかもしれません。何が起きるかは個々のカメラ機種によります。
- FlashAirのupload.cgiが無効になっている場合、この機能は失敗します。この設定を確認または変更するには、FlashAirをPCに挿入してカード機能を使ってください。または、FlashAir内のCONFIGファイルを開いて、UPLOADパラメーターを直接確認してください(1が有効の意味)。
- たいていの場合、この機能による削除を認識させるにはカメラを再起動する必要があります。
- 読み取り専用の属性が付いたファイルは削除されません。
- この機能を使うには、"コピー後にFlashAir内のファイルを削除するかを選ぶ"ボタンをオンにし、"コピー後にFlashAir内のファイルを削除する"の横に現れるテキストボックスに"DELETE"(全て大文字)と入力してください。これでこの機能がオンになります。
コマンドライン
コマンドラインからの起動時に以下のオプションが使用できます。
/autocheck | 起動時に自動チェックを開始します。 |
/minimize | 起動時にウィンドウを最小化します。 |
/recordlog | FlashAirからのダウンロードのログを記録します。ログファイルは設定ファイルと同じフォルダーに保存されます。 |
羽根について
羽根はFlashAirの非公式応援キャラクターの閃ソラさんから来ています。
ライセンス
- MIT License
ライブラリ
開発者
- emoacht (emotom[atmark]pobox.com)